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診察から即入院し、貧血の治療が始まりました。
まず初めに、生理を止める治療を開始。そのために「リュープリン注射」を打ちました。
同時に鉄剤を点滴から入れます。赤血球の数値を上げて、息苦しさを緩和させます。
この記事では、リュープリン注射の説明と入院生活についてまとめました。
1日をどう過ごしていたのか、注射や入院の費用についても書きましたので、参考になればと思います。
生理を止める理由
生理の出血を止めるため、リュープリン注射を打つことにしました。
一時的に閉経した状態にするためです。
そして、大きくなり過ぎた筋腫を小さくさせます。
体に負担の大きい開腹手術より、短期間の入院で済む腹腔鏡手術で子宮を取りたいためです。
腹腔鏡手術は、お腹に4ヶ所穴を開けて、カメラや器具を入れて行う手術のことです。
入院期間も短く、回復がものすごく早い手術です。
腹腔鏡手術は子宮を膣から取り出すため、筋腫の大きさを10cm未満にしなければなりません。そのために注射を打ちました。
「生理がなくなる=女性ではなくなる」という考えはありませんでした。
早くこの息苦しさをなくしたい。これだけでした。
リュープリン注射とは
リュープリン注射とは、内分泌療法(ホルモン療法)です。
女性ホルモンの一種、エストロゲンの分泌を抑えて閉経状態を作ります。
生理がこなくなることで子宮筋腫が小さくなったり、乳がんの増殖を抑えることができるようです。
リュープリン注射は1カ月に1回、腕・お腹・お尻のいずれかに打ちます。
4週間で薬の効力が無くなって、生理が復活してしまうからです。
症状と体重により、3.75mgと1.88mgがあります。
- 早急に貧血の症状を改善すること
- 子宮全摘出は腹腔鏡手術で行うこと
リュープリン注射の打ち方
1月から手術当月の4月まで4回注射を打ちました。
初回のみ3.75mgで、子宮全摘出手術の当月までは1.88mgを打ちました。
病院へ着くと、まず熱と血圧を測ります。
それから、問診をして問題が無ければ注射です。
1回ごとに左右を入れ替え、へその横に打ちました。
費用は保険3割負担で、6,000円でした。
リュープリン注射の副作用
副作用としては、血圧が高くなってしまったことでした。
普段から数値が高めなのですが、150ー90になってしまったので血圧を下げる薬を服用しました。
血圧計を購入して、朝晩計測。記入して診察ごとに提出しました。
更年期の症状はでませんでした。生理が無くてむしろ快適でした。
ご飯を食べて、手術に向けて軽い運動をするようになりました。
貧血入院1~3日目
診察終了後、入院受付で書類記入とパジャマレンタル、前金として100,000円を支払いました。
夫は荷物を取りに一旦自宅へ。
ワタシはパジャマに着替え、看護師さんが入院スケジュールを説明をしてくれました。
そして、点滴をするために針を刺しました。
私の血管は細いためうまく刺さらず、3回目で刺すことが出来ました。左手首の親指から伸ばした部分に針が刺さりました。
点滴は1日3回。朝と夕方に水分と抗生剤、お昼に鉄剤でした。
抗生剤は生理が終わっていなかったため投与。それぞれ30分で空になりました。
すぐに栄養兼水分の点滴を始まったので、ずっと横になって過ごしていました。
倒れると危ないため、トイレは看護師さんを呼び、車椅子で連れて行ってもらいました。
ご飯も運んでもらいます。あまり食べれなかったなあ。
水分は1日1リットルは取って下さいと言われました。ペットボトル用のストローは便利でした。
これ使ってました。
貧血入院4日目~7日目(退院)
1日おきに血液検査を行いました。ヘモグロビンの数値を測定しました。
入院4日目から、車椅子は使わなくなりました。
自分でトイレに行き、食事後の食器を下げ、シャワーを浴びることもできるようになりました。
ご飯もしっかりと食べるようになりました。
子宮筋腫で胃が圧迫されるようになってから、何日ぶりでしょうか。
ベッドには横にならず、座って読書やテレビを見たりしていました。
寝てしまうと体がだるくなってしまうからです。
5日目からは体力回復のために、病棟の廊下をひたすら歩きました。
動いてお腹が空くのか、3食とも完食するようになりました。
水分は1.5リットル飲むようになりました。
点滴は抗生剤と鉄剤。生理はようやく止まってくれました。
入院してから6日目に退院が決まりました。
ヘモグロビン数値が上がり、鉄剤の点滴が不要になったためです。
退院診察と手術の予約をしました。細かい日付ではなく、4月中旬ごろなど大まかな時期を希望します。
大病院のせいか、手術がとても混んでいました。
4月半ばの予約となりました。
退院の時刻は11:00。それまでに荷物をまとめておきます。
看護師さんが用意した精算用紙を持って、入院会計用の窓口へ。
入院費用は、倒れた日の初診費やリュープリン注射を含めて約10万円でしたが、保険で6万円おりましたので、実質4万円の出費でした。
余談
入院中の血液検査で、白血球の数値に少し異常が認められました。
子宮がんの可能性があるとのことでした。
この結果を見て、子宮全摘出の決意がいっそう高まりました。
次の記事からは、手術のお話になります。
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