不動産図面マップの読み方を解説します

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不動産屋で必ずこんな紙を見ることはありませんか?

「図面マップ」です。

今回の記事では、図面マップを作成していたワタシが、詳しく解説します。
これから不動産屋へ行ってみようとしている方の参考になればと思います。

どんなことが書いてあるか・図面の読み方について解説をしますので、この記事を読み、スムーズによい物件を探してくださいね。

 

結論

マップに書いてあることは、すべて重要です!

ただし、必ず自分の目で物件を見て、マップと照らし合わせましょう。

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これがマップです(見本つくりました)

不動産会社によって書式は異なりますが、こんな感じです。
物件紹介時には、これをお客様に渡します。

次の項目では、マップの中身を1つずつ説明していきます。

マップ内に番号が入っています。
見出し・目次と数字を合わせましたので、活用ください。

なお、物件は【賃貸アパート】としました。

マップには何が書いてあるのか

①物件の種別

売買・賃貸と戸建て・集合住宅・土地の種別が記載されています。

「この物件は売買なのか賃貸なのか、戸建・マンション・アパートどの建物なのか」を記しています。

「新築アパート・建売住宅・建築条件付き売地」などインパクトのある言葉を載せることもあります。

なお、人の目は左上から右下へ読む性質がありますので、左上に一番重要なことを記載します。

②物件の特徴

物件のよいところや特徴を大きな文字で記載します。

駅からの所要時間や建物の特徴、入居はいつからできるのか、などです。

リフォームした場合、その個所と時期を記載します。

この部分には、厳しい決まりがあります。

 

不当景品類及び不当表示防止法」「不動産の表示に関する公正競争規約」という法律があり、事実と異なる表示やあいまいな表示は禁止となっています。

  • 「完全・絶対・完璧」など全く欠ける部分がないことを意味する言葉
  • 「業界初、業界NO.1」など他社と比較して優位になる言葉。ただし、実証できればOK
  • 「厳選・特選・優良・最高」などの言葉。基準がよく分からない

他にも、「完売」などの人気があると印象付ける言葉や、値引き後の価格(二重価格)があります。

③物件の周辺情報

物件の周辺にどんなお店や施設があるか記載します。生活に役立つ情報が多いです。

地図上での80mを徒歩1分で計算」しています

④案内図

地図です。最寄り駅やバス停から物件までのルートを記載してあることも。

物件周辺にどんなお店があるかわかりますね。

⑤間取り

一番重要な間取りです。

トイレやキッチンなど絵で入っていますが、実際に物件を見て確認したほうがよいでしょう。

洗濯機置場に防水パンがない。なんてこともありますし、同じ和室6帖でも、建物の構造によっては大きさが異なります。

和室6帖と洋室の下はベランダになっているので、高さがある「掃き出し窓」だとわかります。

斜め線のある空間は「押入れ・クローゼット・物入れ」となっています。玄関は下駄箱の場合が多いです。(文字が入っていることもあります。)

また、外観や部屋内部の写真を掲載することもあります。

⑥方位記号

東西南北の向きを示す記号です。この場合は「Nが上」なので、マップの上部が「」になります。

⑦間取りと号室

入居できる部屋番号を記載しています。分譲マンションも同様です。

⑧⑨物件の概要とお金

物件名と間取り、家賃や価格、管理費、あれば駐車場代などお金に関する項目が記載されています。

また、敷金・礼金が家賃の何か月分なのか、契約期間と契約更新時にかかる手数料も記載しています。

⑩物件の情報

物件そのものの情報が記載させています。

住所・交通機関・建物の構造・築年数・住む部屋の面積・設備などです。

売買の場合には、1階○○㎡・2階○○㎡・合計○○㎡、都市計画法による地域・建ぺい率・容積率、などの建物の法律に関することを記載します。

⑪備考欄(とても重要)

物件を契約するにあたっての注意事項を記載します。

賃貸はこんな感じが多いです。

売買の場合は、引き渡し時期・住宅ローン・置いていく設備・特約事項(契約するための特別な約束)などが書いてあります。

⑫不動産屋の情報

不動産屋の所在地・連絡先が記載されています。

注目は不動産屋名の左上、「宅建業者の免許番号」です。

見本は「東京都(4)23456号」となっています。

 

免許番号を読み解く
  • 東京都知事免許なので、東京都内のみで営業している不動産屋
  • (4)なので、4回免許を更新している
  • 更新は5年に1回なので、15~20年は営業している不動産屋

⑬契約取引に関する情報

仲介手数料はいくらか、この契約は不動産屋自らが売主なのか仲介なのかか記載されています。

取引形態に「媒介」とありますが「仲介」のことです。不動産業界では「媒介」という言葉を使います。「大家と借主の間に入って、契約をまとめます。」という意味です。

最後に一番右側の交通欄は、不動産屋がマップを整理するときに使います。お客様は気にしなくてOKです。

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まとめ

マップに書いてあることはすべて重要です。見落としのないようにしましょう。
契約後のトラブルの原因となってしまいます。

経験上、多く見受けられます。こんな話聞いてない。とか。

どうしても実際の物件とマップは異なる部分はあります

また、契約条件が変わることも少なくありません。

ちょっとでも気になる物件があったら、必ず見学をすること。
少しでも疑問点があれば、営業が困るほど質問をしてください。

「マップだけを頼りにはしないほうがよい」と、アドバイスさせていただきます。

 

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